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(2026年9月23日 実際に2食食べた体験をもとに、書き直しました)

「メディカルフードサービスって、実際どうなの?」

検索してこのページに来られた方は、ご家族の食事のことで、あと一歩の確認をしたいところだと思います。

私は訪問看護師として20年、ご自宅で療養される方の食事に立ち会ってきました。今回、やわらか食を実際に取り寄せて、2食食べました。最初の1食では、失敗もしました。

ただ、食べた話の前に、ひとつだけお伝えしたいことがあります。

まず、噛むことの大切さ

やわらかい食事は、必要な人にとっては大切なものです。でも、噛める人が、噛まなくてよい食事に切り替える必要はありません。

日本歯科医師会の資料には、高齢の方の口の機能について、こんな悪循環が図で示されています。

噛めない → やわらかいものを食べる → 噛む機能の低下 →(また噛めない)

「最近かたいものが食べにくいから、やわらかいものにしよう」という選び方が習慣になると、気づかないうちに口の機能が落ちていく、という説明です。

また日本歯科医学会の資料では、噛む力が落ちてきた方への指導として、「歯ごたえのある食品摂取の指導」が挙げられています。もっとやわらかく、ではないんです。

だから、噛めるうちは、噛む。 これがいちばん先です。

※出典:日本歯科医師会『通いの場で活かすオーラルフレイル対応マニュアル 2020年版』/日本歯科医学会『口腔機能低下症に関する基本的な考え方』(令和6年3月)

それでも、噛むのが難しくなるときがある

退院したばかりのとき。歯や入れ歯の調子が悪いとき。体調が落ちているとき。噛むこと、飲み込むことが難しくなる時期は、誰にでも来ます。

こんな様子が見えたら、それはサインかもしれません。

  • かたいものを避けるようになった
  • 食事に時間がかかるようになった
  • 食べこぼしや、むせることが増えた
  • 体重が減ってきた

当てはまったら、まず歯科か主治医に相談してください。 噛む力や飲み込む力は、専門職が確かめられます。

そのうえで、「いまは、やわらかい食事が合う」となったとき。毎食、刻んだりミキサーにかけたりするのは、作る人にとって大きな負担です。そのときに、お試しで使ってみるのが、宅配のやわらか食だと私は思います。

実際に、2食食べてみました

届いたのは、冷凍の平たいトレーです。私が頼んだのは、6食のお試しセットでした。

1食目は「さわらの西京焼き」。付け合わせに、じゃが芋と人参の煮物、蓮根の和え物、小松菜の和え物、ブロッコリーのマリネ。2食目は「豚肉のサムジャン炒め」でした。

1食目を開けたところ。さわらの西京焼きと4品の付け合わせ

最初の1食で、私は失敗しました

温めはじめてすぐ、容器がふくらんで変形しました。驚いて、途中で止めました。

密閉したまま温めて、変形した容器

原因は、蓋を「点線まで開ける」のを見落としたことです。密閉したまま温めたので、中の蒸気の逃げ場がありませんでした。

表示を見なかったわけではありません。

パッケージの温め方の表示

「蓋を点線まで開け」は、「加熱時間の目安」の行の中、温め時間の前に入っています。温め時間を確かめようとすると、数字のほうに目が行きます。

書いてあることと、読めることは違います。目が見えにくくなった方、手元がおぼつかない方なら、なおさらです。最初の1食だけは、ご家族か誰かが一緒に開けてください。

2食目は、点線まで開けて

蓋の角をつまんで、点線まではがす

角をつまんで、点線のところまではがします。そのうえで、表示どおり500Wで4〜5分。

点線まで開けて温めたあと。容器は変形していない

今度は、容器は変形しませんでした。一度覚えれば、次からは迷いません。

本当に「舌でつぶせる」のか——品目で違いました

公式には、特許技術の凍結含浸法(とうけつがんしんほう)で「バナナでもつぶせる柔らかさ」とあります。スプーンの背で押して、確かめました。

付け合わせをスプーンの背で押す

特にレンコンが舌でつぶせて、美味しかったです。 ブロッコリーも、舌でつぶせる感触でした。2食目では、スプーンの背で何度か押しつぶすと、ペースト状に近くなりました。

豚肉をスプーンの背で押す

豚肉もやわらかく、繊維が残りませんでした。

ただ、1食目のさわらは、魚本来の繊維が残って、舌でつぶせる感じではありませんでした。

箸で持ち上げても形が崩れない

もうひとつ気づいたのは、やわらかいのに、箸でつまんでも形が崩れないことです。刻み食やミキサー食では、こうはなりません。食欲は目でも食べるもの。見た目が保たれていることは、食べる意欲に直結します。

この商品には、UDF(ユニバーサルデザインフード)の区分表示がありません。同じメーカーのムース食には「区分3・舌でつぶせる」と書かれていますが、やわらか食にはないのです。

※UDFは日本介護食品協議会の自主規格で、表示がないこと自体は問題ではありません。

食べてみて、理由が分かる気がしました。野菜や豚肉はつぶせて、魚は繊維が残る。ひとつの区分には収まらないのだと思います。

だから、「やわらか食」とひとまとめにせず、最初の数食は、どの品目が食べられるかを一緒に確かめてください。

味と塩分、そしてパッケージ

1食目のさわらは、味付けが濃いめで、ご飯が進む味でした(食塩相当量2.2g)。

2食目の豚肉は、塩分が控えめだとわからないくらい、しっかりと味付けも良かったです(食塩相当量1.5g)。

小さなことですが、パッケージの印刷の柄が、前回と違いました。印刷だけの違いですが、全く同じものではないというのは、心理的に嬉しいものです。毎日続ける食事なら、なおさらです。

この商品だけでは、1食になりません

1食目を食べ終わったところ

入っているのは、おかずだけです。主食がこれにプラスされると思うので、ご飯またはお粥と、できれば味噌汁があるといいですね。2食とも、ご飯が食べたくなる味でした。

そして、ここが使いやすいところです。カロリーがわかるので、ご飯の量を決めれば、目標のカロリー計算も楽々です。(1食目217kcal/2食目181kcal)

おかずの計算はお任せして、主食の量で1食を仕上げる。これなら毎日の献立で悩む時間が、ぐっと減ります。

汁物を足すときは、塩分が重なることだけ気にかけてください。

冷凍庫に、入りますか

冷凍庫の引き出しに入れたところ

トレーは平たいので、重ねて入れられます。ただ、まとめて届くので、普段の冷凍庫の中身と一緒に入るかどうかは、先に確かめておくと安心です。

戻していく前提で、使う

日本摂食嚥下リハビリテーション学会の分類では、嚥下調整食について、こう書かれています。

「あるコードとして提供されている食事を十分に摂取できた場合に次の段階に上がる」という段階的な食上げは基本的な手法

やわらか食も、同じように考えるといいと思います。ずっと使うものではなく、必要な時期に、必要な品目だけ。 噛める品目は噛む。調子が戻ったら、ふつうの食事へ。

※出典:日本摂食嚥下リハビリテーション学会『嚥下調整食分類2021』

評判を数字で見る——いちばん確かなのは「施設採用実績」

個人の口コミは、味の好みや体調で大きく振れます。私が「評判」としていちばん信頼できると思う数字は、こちらです。

  • 300箇所以上の病院・介護施設で利用されている(公式公表)
  • 創業15年以上・総出荷数600万食超え
  • 消費者庁の指針に基づいた栄養価の徹底管理

病院や介護施設は、味だけでなく栄養価の正確さ・衛生管理・供給の安定性を審査して業者を選びます。個人の感想より厳しい目を、300回以上通ってきた——これがこのサービスの評判の実体だと私は読んでいます。

メディカルフードサービスの3つのシリーズ

1. メディカルシリーズ(制限食)

糖尿病・腎臓病・高血圧など、生活習慣病により食事での栄養価の制限が必要な方向けの冷凍宅配食です。カロリー・たんぱく質・塩分などが管理されたメニューが届きます。

病院で「食事指導」を受けて帰ってきたご家族が、毎食の計算に疲れてしまう——訪問先で何度も見てきた光景です。制限食は「作る人」がいちばん消耗します。その計算部分を外注できるのが、このタイプの宅配食の価値です。

2. やわらかシリーズ(かむ力・飲み込む力が弱い方向け)

今回、私が食べたのがこちらです。特許技術の凍結含浸法で、見た目はそのままに、やわらかく仕上げてあります。食べてみての様子は、上に書いたとおりです。

3. プレミアムシリーズ

栄養管理に加えて食材や味わいにこだわったシリーズです。「制限食=我慢の食事」にしたくない方向けの位置づけです。

向いている方・別の選択肢が良い方

向いている方

  • 噛む力・飲み込む力が落ちてきて、歯科や主治医にもやわらかい食事をすすめられた方
  • 毎食の「刻み食づくり」が負担になってきたご家庭
  • 医師から糖尿病・腎臓病・高血圧などで食事指導を受けており、毎日の献立計算に疲れてきたご家庭(メディカルシリーズ)

別の選択肢が良いかもしれない方

  • まだ噛める方(噛めるうちは、ふつうの食事を。気になるときは、まず歯科で相談を)
  • 主食を用意する人がいないご家庭(おかずだけの商品です)
  • 冷凍庫に空きがないご家庭
  • 嚥下の段階に合わせて、食形態を細かく選びたい方 → 段階別で選べるサービスとの比較をおすすめします

👉 まずはお試しから【メディカルフードサービス】

よくある質問

Q. 噛めるうちから、やわらか食にしておいたほうが安心? いいえ。噛めるうちは、ふつうの食事で噛むことを大切にしてください。やわらか食は、噛むのが難しくなったときに使うものです。迷ったら、歯科や主治医に相談を。

Q. 本当に舌でつぶせますか? 品目によります。私が食べた回では、蓮根・ブロッコリー・豚肉はつぶせましたが、さわらは繊維が残りました。

Q. 温めに失敗することはありますか? 私は最初の1食で失敗しました。蓋を点線まで開けずに温めて、容器が変形しました。点線まで開けてから温めてください。

Q. これだけで1食になりますか? なりません。おかずのみです。ご飯かお粥、できれば汁物を別に用意してください。

Q. 料金はどのくらい? コースや食数で変わるため、最新の価格は公式サイトでご確認ください。定期購入と都度購入で条件が異なる場合があります。

Q. 続けられるか不安 まずはお試しセットから。毎日全部を宅配食にする必要はありません。「疲れている日のストック」という使い方から始めるご家庭が、私の経験では長続きしています。

好きなものは、形にかかわらず食べられたりもする

噛むことは、大切です。噛めるうちは、噛む。

それでも難しくなったときには、無理に手作りで刻み続けなくていい。おかずの計算は外注して、主食で整える。 空いた手と時間は、みんなの穏やかさにつながります。

最後に、現場にいて思うことを。

好きなものは、形状に限らず食べられたりもするんです。人って不思議な生き物です。

だから、表に当てはめて決めないでください。まず、その人が何を食べたいかを聞いてください。 そのうえで、必要なときに、必要な分だけ。やわらか食は、そんなふうに使う道具だと私は思います。

👉 メディカルフードサービス 公式サイトはこちら


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訪問看護師 みやみー

本記事は、実際に購入して食べた体験と、公式サイトで公表されている情報、訪問看護師としての経験に基づいて書いています。個別の食事内容の判断は、必ず主治医・歯科医師・管理栄養士にご相談ください。

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