訪問先で「親の食事が心配で…」という相談を受けることがとても多いです。
一人暮らしのお父さんが冷蔵庫に何も入れておらず、栄養が偏っていた。認知症のお母さんが同じものしか食べない。——こういう場面を何度も見てきました。
宅配食サービスは、そんなご家族の悩みを解決してくれる頼もしい選択肢のひとつです。
宅配食を使うべき状況
- 料理が困難になってきた(立っているのがつらい、火の消し忘れが心配)
- 遠距離介護で食事管理ができない
- 食欲が落ちて栄養が偏っている
- 塩分制限・糖質制限・嚥下(えんげ)機能に合わせた食事が必要
選ぶときのポイント(看護師目線)
1. 栄養バランスより「食べてもらえるか」が最優先
どんなに栄養満点でも、口に合わなくて残してしまっては意味がありません。まずは試食セットや1週間お試しを使って、本人に食べてもらいましょう。
2. 嚥下(飲み込み)の状態に合わせて選ぶ
訪問先で「普通食が食べにくくなってきた」という方には、やわらか食・ムース食を提供しているサービスを選ぶことが大切です。
3. 塩分・糖質制限に対応しているか
高血圧・糖尿病などの持病がある場合は、制限食に対応したシリーズがあるサービスを選びましょう。
現場でよく見かけるサービス
ワタミの宅食:手ごろな価格で栄養バランスが良く、冷蔵タイプなのでその日のうちに食べられます。継続しているご家庭が多い印象です。
まごころケア食:冷凍タイプで保存がきき、カロリー制限食・塩分制限食・やわらか食など種類が豊富。嚥下が心配な方にも対応しています。
ニチレイフーズダイレクト:冷凍タイプで食品メーカーならではの味のよさが好評。初回割引が充実しています。
まとめ
「何を選べばいいかわからない」という方は、まず試食セットから始めてみてください。本人の好みや状態に合ったものを見つけることが一番大切です。
遠距離で心配なご家族にとっても、「今日も食事が届いている」という安心感は大きいと思います。