「介護保険って申請したけど、何が使えるのかよくわからない」——そういう声をご家族からよく聞きます。
制度の仕組みはとても複雑で、一覧を見ただけでは「自分の親に何が合うのか」がわかりにくいですよね。 20年間の訪問看護の現場で実際に見てきた視点から、本当に役立つサービスをご紹介します。
在宅サービス(自宅で受けられるもの)
訪問介護(ホームヘルプ)
ヘルパーが自宅を訪問して、身体介護(入浴・排泄・食事)や生活援助(掃除・洗濯・買い物)を行います。週2〜3回利用するご家庭が多いです。
訪問看護
看護師が自宅を訪問して医療ケアを行います(詳しくは訪問看護とは?の記事をご覧ください)。
訪問リハビリテーション
理学療法士や作業療法士が自宅を訪問してリハビリを行います。退院直後の回復期に特に有効です。
デイサービス(通所介護)
施設に通って、入浴・食事・レクリエーションを受けるサービスです。家族の介護負担を軽減する効果もあります。
福祉用具・住宅改修
福祉用具貸与
車いす・歩行器・介護ベッド・手すりなどをレンタルできます。購入より安く使えるのが利点。
特定福祉用具販売
入浴用品(シャワーチェアなど)・ポータブルトイレなど、衛生面から貸与できないものを購入補助できます(年間10万円まで)。
住宅改修
手すりの取り付け・段差解消・引き戸への変更などに最大20万円の補助が出ます。
現場で「これは使って損なし」と感じるサービス
20年の経験から、特におすすめしたいのは訪問リハビリと福祉用具貸与です。
退院後すぐにリハビリを始めると回復のスピードが全然違います。また、適切な福祉用具を使うことで転倒リスクが大幅に下がり、家族の介護負担も軽くなります。
まずはケアマネジャーに「うちの状況に合ったサービスを組み合わせてほしい」と相談してみてください。